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セイカ南国アスリートポロシャツ

セイカ南国アスリートのチームウエア製作第一弾です。ShinDesign.として活動を始めて翌年に、その当時始めたトライアスロンを通しての友人からの推薦でデザインの依頼を請け、オリジナルTシャツデザインの企画製作としても第一弾の記念すべき作品となりました。これまでイベントの企画の中でデザインの製作納品のみの仕事はいくつか行っていたのですが、ウエアのメーカー、生地、シルクプリントの発注先の選定、コスト管理、生産管理すべてをまとめて行った初めての仕事でもありました。

セイカ南国アスリートポロシャツ_リアデザイン

クライアントであるコーチからのオーダーは黒いポロシャツに白とピンクのシルクプリントで目立つようにデザインして欲しいとの事。デザインそのものに関してはかなり自由度は高かったのですが、最初にして最大の難問も突きつけられました。ポロシャツのサイドの折り目部分に重なるようにSEIKAのアイロンプリントを入れて欲しいというものでした。通常はTシャツにしてもポロシャツにしても生地の折り目には内側での袋縫いの縫製になっていますので

表にはその折り返しがあって、通常ここにアイロンプリントを施そうとしても縫い目に重なった部分でくっ付きません。または強引に貼り付けるとアイロンプリントが段々とちぎれてしまう結果となるので、ほぼこの部分にプリントを入れることはイレギュラーとされて、大概のプリント工場では断られるのが普通です。

セイカ南国アスリートポロシャツデザイン

そこでShinDesign.では試行錯誤しながら、体の動きにによって伸び縮みするサイドの折り目へのアイロンプリントする方法を見つけ出しました。ただ理論的にはその方法で正解でしたが、実際に行ってみると最初はアイロンの設定温度やプレス時間の調整など工夫が必要で、折の目の皺を伸ばす下準備の工程もあり、最初は1時間に3~4枚程度しか完成させられず、苦難の連続でした。しかしなんとか約100枚のオーダーを納期までに間に合わせることが出来ました。 チャレンジすること、壁にぶつかってもそこで諦めず模索すること、それでも上手く行かない場合は一歩引いて他の方法を更に考えてどんどん試す事、最後までとにかく目標に向かって諦めないこと・・・・・などなど、デザインやものづくりの現場で直面することは、トライアスロンに取り組む姿勢と通ずるところがある気がします。

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